『諏訪史』は諏訪地域6市町村の歴史をまとめた書籍です。その記念すべき「第一巻」は100年前の大正13年(1924)12月に発行されました。
「第一巻」は縄文時代から古墳時代の考古学分野を対象として、図や写真も使いながら、諏訪市を含む郡内全体の歴史を、専門的でありながら端的に記した書籍です。当時としては最高水準の地域史・郷土史の専門書でした。
諏訪市博物館では『諏訪史』に関連する資料などを所蔵しており、「第一巻」関連では、田実文朗(現 片倉館考古資料)、両角守一、瀧沢益作(現 藤森栄一考古資料)が収集・調査した遺物が収蔵されています。また、『諏訪史』に掲載された写真についても、その原板(ガラス乾板)の多くを所蔵しています。鮮明な画像からは大正時代頃のさまざまな情報を読み取ることができます。
本展では「第一巻」に掲載された資料を中心に紹介します。また、諏訪地域の各博物館との連携展示として、当館では古墳時代に関する資料の展示を行います。
■開催期間:令和7年2月1日(土)〜3月30日(日)
■入館料:一般310円・小中学生150円
(20名以上で団体料金 一般200円・小中学生100円)
諏訪地方在住・在学の小中学生は無料
■開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:毎週月曜日・祝日の場合開館し翌平日が休館
諏訪市博物館HP https://suwacitymuseum.jp/event/special/11.html
2025年01月16日
【諏訪市博物館】特別展 『諏訪史』第一巻刊行100年記念展
posted by 諏訪郡市博物館等連絡協議会 at 10:15| 諏訪市博物館