2017年02月25日

ガレのジャポニスム展 日本美に注がれた熱いまなざし





幕末の開国と共に海を渡った浮世絵や焼きものなど精緻をつくした日本の工芸は、ヨーロッパに強い衝撃を与え、各地で日本ブームがおこりました。そこに見るあでやかな色使い大胆な構図は、印象派や世紀末の工芸改革運動「アール・ヌーヴォー」の誕生に深い影響を与えました。今日「ジャポニスム」と呼ばれるこうした現象は、「アール・ヌーヴォー」の旗手、フランス北東部の都市ナンシーに生まれたガラス工芸家エミール・ガレ(18461904)の作品にも表れています。色とりどりの草花が咲き乱れ、バッタやトンボの飛び交う独特の作品世界、自然を手本に、四季折々の風情をたたえた個性あふれる「ガレ様式」が誕生した背景には、日本の美学に注がれたガレの熱いまなざしがありました。本展では、北澤美術館創設35周年を記念し、世界屈指のガレ・コレクションの中から、ジャポニスム関連の作品を中心に秀作100余点を一堂に展示いたします。


ガレ芸術誕生の秘密に迫る特別企画、お誘い合わせの上お越しください。


■会期:2017年4月3日(月)〜2018年3月31日(土)


■休館日:10月31日(火)


■開館時間:4〜9月 9:00〜18:00、10月〜3月 9:00〜17:00


■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料 団体(8名様以上)大人900円 中学生400円


■講演会:5月13日(土)14:00より 講師:池田まゆみ(主席学芸員)


■ギャラリートーク:毎月第4土曜日 14:00より約30分間


*詳しくはホームページまたはお電話でお問い合わせください。


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