2009年09月15日

≪企画展≫ 田島征三絵本原画展

1940年に生まれた田島征三氏は、多摩美術大学在学中に手刷り絵本「しばてん」を発表。その後、東京都日の出町で自給自足生活をはじめます。「ちからたろう」「ふきまんぶく」など、自然と寄り添う生活の中から生まれた生命力みなぎるダイナミックな絵本は、見る者の心をゆさぶり、これまでの概念を打ち破る斬新な表現として、高い評価を受けました。1998年頃からは木の実や流木を使った絵本の制作を始め、2009年7月から開催された越後妻有アートトリエンナーレ≠ナは、新潟県十日町市の廃校全体を「絵本と木の実の美術館」とする空間絵本を発表する
など、更なる挑戦を続けています。

田島氏は50年近い創作活動のなかで、制作に対する情熱と真摯な姿勢を貫き、絵本の世界にたずさわる多くの人々にも影響をあたえてきました。
本展では、1969年に第二回ブラチスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞した代表作「ちからたろう」から最新作「ケンケンとムンムン」、「オオカミのおうさま」まで、自らの型にとらわれることなく常に変化を続ける田島征三の世界をご紹介します。

会 期 :平成21年9月11日(金)〜平成21年11月24日(火)
休館日 :毎週木曜日
開館時間:9:00〜18:00

●田島征三 講演会&サイン会
 9月27日(日) 講演会13:30〜、サイン会15:00頃〜
※講演会の聴講は無料。サイン会は当日ミュージアムショップで書籍を購入いただきご入館された方先着順となります。)

●ギャラリートーク
 10月25日(日)10:30〜 1時間程度
 学芸員が展覧会の見どころを解説(参加には入館料が必要です。)
田島展チラシ表紙HP.jpg
posted by 諏訪郡市博物館等連絡協議会 at 22:08| イルフ童画館