2010年01月20日

【企画展】諏訪の縁起と祭礼U祭礼編(後期)のご案内

〜『諏訪大明神画詞』に見る諏訪の信仰文化〜

 「諏訪の『古事記』とも呼ばれる『諏訪大明神画詞』は、室町時代までの諏訪明神にまつわるご利益や年間を通じて行われた神事などが記されており、諏訪信仰を研究する上で極めて貴重な史料となっています。
 今回の企画展は縁起編(前期)を受け、古文書や絵図など関連史料から「御神渡」や「造営(御柱)」に代表される諏訪社の多様な神事祭礼に注目し、室町時代以前の諏訪の信仰文化に迫ります。

 期 間 開催中〜2月28日(日)
 時 間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
 休館日 月曜日(ただし、11月2日と23日は開館)、祝日の翌日
 料 金 一般310円
     小・中学生150円(諏訪郡内在住在学は無料)
     20名以上団体 一般210円、小中学生100円
 場 所 長野県諏訪市中洲神宮寺(諏訪大社上社前) 
 
 お問い合わせ
 電 話 0266−52−7080
 Web  http://www.city.suwa.lg.jp/scm/

■絵巻物だった!?『諏訪大明神画詞』
 絵巻物として制作された『諏訪大明神画詞』ですが、現在は書き写しにより「詞書」のみ伝わっています。今回の展示では、絵の再現を試みた折井宏光氏(院展特待日本画家)の絵画作品も合わせて展示しております。

■注目の展示資料
「慕帰絵詞」(複製)
本願寺三世覚如の伝記絵巻である「慕帰絵詞」は、「諏訪大明神画詞」と同じ絵師藤原隆昌・隆章が担当しており、失われた絵画部分を想像することができる数少ない資料ですので、この機会に是非ご覧ください。


写 真:『諏訪大明神画詞』(部分)/折井宏光画「諏訪大明神画詞」より御神渡/御柱祭の騎馬行列の際に大祝が着用した八角級笠
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posted by 諏訪郡市博物館等連絡協議会 at 18:08| 諏訪市博物館