2015年09月26日

中村孝子 ガラス展 ?ナカムラ野菜農園の在るところ。? Part.2





ガラス造形家の中村孝子さんは、1990年代から独学でキルンワークでのガラス制作を始めました。1996年には兵庫県芦屋市にアトリエを構え、ガラスブロックを石膏型に詰めて焼成鋳造するコールドキャスト技法で様々な造形表現に挑んでいます。中村さんが近年追求しているのは、身近な野菜の造形です。「野菜農園」シリーズでは、畑や栽培箱に見立てた展示空間の中で、ガラスの野菜たちが実りを迎えています。半透明のガラスが光を纏うと柔らかく輝き、まるで野菜が呼吸をしているかのようです。色ガラス片が熔け混ざり合う繊細な色合いや、瞬間を凝縮したかのような造形表現は、一つとして同じ形のない自然の多様な形態に迫るものです。ひそやかでありながら逞しい野菜たちの生命に寄せる、作家の想いが溶け込んだガラス作品。その研ぎ澄まされた美の世界をご鑑賞ください。

 

[作家によるギャラリートーク]

2015年10月21日(水)11:00〜11:30

場所:多目的ギャラリー

聴講自由(要入館料)

■会 期:2015年10月21日(水)〜12月17日(木)
■場 所:北澤美術館 1F多目的ギャラリー
■開館時間:9:00〜17:00

■休館日:11月30日(月)、12月1日(火)
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引


 

公益財団法人 北澤美術館
〒392-0027
長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
TEL 0266-58-6000



 
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2015年09月12日

長野県工芸展秀作展





長野県工芸会の歴史は昭和44年に創立された長野県彫刻工芸会にさかのぼります。県内在住の作家を中心に美術工芸の昂揚を期して長野県展から彫刻と工芸部門が独立して発足したものでした。さらに昭和55年には長野県工芸会として改組され今日にいたっております。毎年、公募によって集まる未発表作品は、陶芸、染織、人形、木工、硯、竹芸、七宝、ガラスなど多種にわたりますが、入選・入賞の審査は美術館の館長や学芸員などの有識者によって厳正に行われています。このたびの「長野県工芸展・秀作展」は、「第35回 長野県工芸展」の入選作品の中から、審査員によって厳選された秀作約20点を展示するものです。長野県の風土に根ざした格調高い工芸作品の数々をご高覧ください。

■会 期:2015年10月5日(月)〜10月18日(日)
■場 所:北澤美術館 
■開館時間:9:00〜17:00
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引

 

公益財団法人 北澤美術館
〒392-0027
長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
TEL 0266-58-6000


 
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佐藤透 コア・ガラスの世界 





1960年神奈川県に生まれた佐藤透さんは、横浜市立大学文理学部を卒業後、東京ガラス工芸研究所にてガラス制作を学ぶ中で、コア・ガラスに出会いました。現在は千葉県大網白里市に工房を構え、繊細で軽やかな独自のコア・ガラスを作り続けています。コア技法は、紀元前16世紀のメソポタミアで始まりました。耐火性のコア(芯)の周りにガラス棒を熔かしながら巻き付け成形し、ガラスパーツで装飾を施し、徐冷後に芯を抜き取るものです。吹きガラスの発明後に途絶えたこの技法を、佐藤さんは試行錯誤の末に体得し、古代のコア・ガラスとはひと味違う創作世界を築き上げました。佐藤作品では、光を柔らかく受け止める艶消しされた薄手の素地に、小動物や草花の文様がリズミカルに配されています。ガラス棒からわずか数ミリのパーツを作り素地に熔かし付ける丹念な手作業や、色と文様をバランス良く重ね合わせるセンス、そして炎の上で芯をコントロールする熟練した技術は、作家が大きな関心を寄せる日本の伝統工芸の真髄にもつながるものです。

本展では、色彩豊かな香水瓶、杯、蓋物など最近作約60点を展示します。コア・ガラスの表現領域を開拓し続ける作家による、新たな美の世界をご覧ください。

【会期
2015年8月25日(火)〜10月18日(日)
【開館時間】
8・9月午前9時〜午後18時

10月午前9時〜午後17時
【入館料】
大人1000円、中学生500円 小学生以下無料

団体(8名様以上)大人900円 中学生400円
【休館日】
会期中無休
【イベント】
●作家によるギャラリートーク

日時:9月21日(月祝)午後14時〜14時30分
申込不要、要入館料


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公益財団法人 北澤美術館
〒392-0027
長野県諏訪市湖岸通り1-13-28
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TEL 0266-58-6000
FAX 0266-58-6008

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2015年06月23日

山崎葉 ガラス展 花謳(うた)う





ガラス作家の山崎葉さんは、自身で吹いたガラスにエナメル顔料で絵付けを施しています。2003年に多摩美術大学美術学部工芸学科ガラスコース卒業後、諏訪ガラス工房や河口湖G+C ARTのガラスワークスタッフとして研鑽を積みました。2008年より山梨県のアトリエにて創作活動を行いながら、毎年各地で個展を開催する気鋭の作家です。


丸みを帯びた透明なガラス面に、みずみずしい色彩と正確な描写で描かれた動植物の文様は、見る角度によって伸びたり背後の絵柄が映り込んだりして、様々に表情が変わります。植物の「生命欲」を表現したいという山崎さん。その作品には、光を受けて勢いよく伸びる緑や風に揺れる花など身近な自然の姿が、ガラスの透明性や厚みを活かして、時に力強く、時に可憐に表されています。


花器、食器、瓶など暮らしを彩るガラス作品に息づく、しなやかな花々の姿をご覧ください。


■会  期: 2015年7月22日(水)〜8月23日(日)


■開館時間: 9001800 最終日は16:00終了会期中無休


■会  場: 北澤美術館 1階 多目的ギャラリー


       〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り11328(TEL0266-58-6000)


■入館料8全館):大人1000円 中学生500円 小学生以下無料


■作家によるギャラリートーク:722日(水)11:0011:30


■作家在廊日:722日(水)、725日(土)、726日(日)、81日(土)、82日(日)、88日(土)、89日(日)、822日(土)、823日(日)


 


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2015年05月20日

三浦世津子ガラス展?更紗の花々より?





愛知県に生まれた三浦世津子さんは、1986年よりイギリス、アイスランド、チェコ、アメリカに留学後、日本にて製作と発表を続けています。個展やグループ展を多数開催し、ガラスの透明性を活かしたデザインと柔らかな曲線をもつ作品は多くの人々を魅了しています。

一つ一つ微妙に形の異なる器や、アシンメトリで華やかなシャンデリアには、熔けた液体のガラスが、吹き竿の先で固まるときの自然な動きを留めたかのような流動性が感じられます。

三浦さんは、「子供の頃から鉱物が大好きで、私にとってのガラスは水晶や石英の延長線にある、液体の形を留めた一種の鉱物。」と語っています。

このたびの展示では、‘更紗’をモチーフにした最近作をご紹介いたします。古くから世界中で人々を魅了し続けてきた更紗は、各地で地域に根ざした素材、色彩、意匠を発展させ、独自の歴史を刻んできました。その膨大な手仕事の量と、美しい更紗の花々に触発されたという新作の数々と器、ジュエリー、灯りなど作家のセンスが息づく多様な作品をぜひご高覧くださいませ。


 

■会 期:2015年6月14日(日)〜7月20日(月祝)

■場 所:北澤美術館
■開 館:9:00
〜18:00 *入館は閉館時間の30分前まで

■休館日:会期中無休
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

【作家によるギャラリートーク】 6月14日(日)11:00−11:30

【作家在廊日】 6月14日(日)、6月28日(日)、7月20日(月祝)

 

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2015年03月28日

開館30周年記念特別展 ルネ・ラリック





2013年に開館30周年を迎えた北澤美術館ではこの度、千点を数えるガラス・コレクションの中から、ルネ・ラリック(1860-1945)作品を紹介する特別展を開催いたします。20世紀初頭のアール・デコ期にガラス工芸を手掛けたラリックは、ガレやドームの華やかさとは対照的にガラスの透明な美しさに着目し、光の効果を引き出す彫刻的な造形で、身近な生活用品から野外噴水まであらゆる分野にガラスを用いて、光り輝く新世紀を演出しました。本展では館秘蔵のコレクションから代表作約150点を選び、ガラス工芸家ラリックの全容をご紹介いたします。あわせて皇室ゆかりの作品を特別展示いたします。アール・デコのガラス工芸家として一世を風靡したラリックが、日本の皇族方にも愛されていた貴重な歴史を振り返りながら、その魅力をお楽しみください。

■会期/2015年4月1日(水)〜11月29日(日) ■場所:北澤美術館
■開館:4〜9月/
午前9時〜午後18時 10月〜3月/午前9時〜午後17時 *入館は閉館時間の30分前まで

■休館日:会期中無休
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

 

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公益財団法人 北澤美術館
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2015年02月19日

いまここに咲く現代トンボ玉 ガラスの華・トンボ玉展2015





トンボ玉とは、色ガラスの細棒を炎にかざして耐熱性の心棒に巻き取り、多彩な模様を入れ込んだガラス玉のことです。古代メソポタミアで生まれた歴史ある製法で、日本においては江戸時代から発展し珍重されてきました。

本展では、現在活躍中の6名のトンボ玉作家、および1名のステンドグラス作家の作品を紹介いたします。小さなガラス玉の中に宇宙に広がるトンボ玉の世界をお楽しみください。

 

【出品作家】岡部哲平 城下鮎子 谷口智惠子 春木弘 ホンマトモコ 宮野美樹 八田大輔 

*会期中、作家による制作実演を予定しております。詳しくはHPをご確認ください。

 
■会期 2015年3月18日(水)〜6月11日(木)
■場 所 北澤美術館 1F多目的ギャラリー
■開館時間 (3月)9:00〜18:00 (4〜6月)9:00〜18:00 *入館は閉館時間の30分前まで
■入館料 大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引 

 

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2015年01月07日

「ShinPA in 諏訪」展 ギャラリートークのお知らせ





北澤美術館では、1月15日(木)より「ShinPA in
諏訪」展を開催いたします。

「ShinPA」は、東京藝術大学デザイン科描画・装飾研究室において、中島千波氏に教えを受けた若手作家たちによるグループ展で、諏訪では初めての開催となります。

1月15日は出品作家によるギャラリートークを予定しております。是非お越しください。

 

出品作家によるギャラリートーク

◆日時:2015年1月15日(木) 午前10時30分より

◆会場:北澤美術館 1F多目的ギャラリー

◆内容:出品作家による「ShinPA」構成メンバーや各々の作品スタイル等についてのギャラリートーク

◆参加予定の作家 井上越道、金木正子、小松冴果、郄橋浩規

 

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北澤美術館
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2014年12月08日

ShinPA in 諏訪

「ShinPA」は、東京藝術大学デザイン科描画・装飾研究室において、中島千波氏に教えを受けた若手作家たちによるグループ展です。「新しい波」を築いていこうという意図のもと発足した本展は、2007年から毎年、おぶせミュージアム・中島千波館や佐藤美術館で開催され注目を集めています。このたびの諏訪展は、10号〜20号サイズの作品を中心に構成されます。従来の絵画ジャンルの枠をこえ、独自の表現方法を探求する気鋭作家たちの意欲作をご覧ください。
会期 2015年1月15日(木)〜3月15日(日)
■場 所 北澤美術館 1F多目的ギャラリー
■開館時間 (会期中)9:00〜18:00
■入館料 大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引
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公益財団法人 北澤美術館
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2014年09月10日

岩波昭彦日本画展

日本画家、 岩波昭彦さんは、 1966年長野県茅野市に生まれました。多摩美術大学絵画科(日本画専攻)を卒業後、松尾敏男氏に師事し、院展や数々の公募展に出品を重ねています。 ニューヨークの風景を題材にした「都市の肖像」シリーズを描く一方、 抽象画や歴史画を追究し、国内外で多彩な活動を続ける気鋭の作家です。
 長年のテーマである「都市の肖像」シリーズでは、 作家を魅了した大都市ニューヨークの姿が細やかな筆づかいで表現されています。 高層ビル群を俯瞰した屏風絵《摩天楼》は、 横長の大画面に無数の窓明かりがきらめくダイナミックな作品です。 ビルの形や位置など細かな部分まで忠実に描かれた画面からは、 変わりゆく都市の今を記録しようとする作家の意思が伝わってきます。
 また、 故郷諏訪を描いた連作《平成・諏訪大社三題》では、 諏訪大社とともに歴史を育む諏訪の姿が、 愛郷心をこめて克明に表現されています。精緻に描かれた風景の所々に見られる滲み、 ぼかしに、 歴史の蓄積や時代の推移に対する作家の思いをくみとることができます。
 このたびの展覧会では、 前期で諏訪大社奉納前の公開となる連作《平成・諏訪大社三題》を中心に紹介いたします。 後期ではニューヨークをはじめとする都市風景画を展示します。 新たな日本画表現を探求する作家の最近作をご覧ください。
■会期 前期ー湖国心象ー2014年9月26日(金)〜11月27日(木)
    後期ー都市の肖像ー2014年11月29日(土)〜2015年1月12日(月祝)
■場 所 北澤美術館 1F多目的ギャラリー
■開館時間 9月/9:00〜18:00 10月/9:00〜17:00 
       *11月28日は展示替えの為、ギャラリーのみ休廊
■入館料 大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引
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公益財団法人 北澤美術館
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長野県工芸展秀作展

長野県工芸会の歴史は昭和44年に創立された長野県彫刻工芸会にさかのぼります。県内在住の作家を中心に美術工芸の昂揚を期して長野県展から彫刻と工芸部門が独立して発足したものでした。さらに昭和55年には長野県工芸会として改組され今日にいたっております。毎年、公募によって集まる未発表作品は、陶芸、染織、人形、木工、硯、竹芸、七宝、ガラスなど多種にわたりますが、入選・入賞の審査は美術館の館長や学芸員などの有識者によって厳正に行われています。このたびの「長野県工芸展・秀作展」は、「第34回 長野県工芸展」の入選作品の中から、審査員によって厳選された秀作約20点を展示するものです。長野県の風土に根ざした格調高い工芸作品の数々をご高覧ください。

■会 期:2014年9月23日(火祝)〜10月5日(日)
■場 所:北澤美術館 
■開館時間:9月/9:00〜18:00 10月/9:00〜17:00
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引
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公益財団法人 北澤美術館
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2014年07月13日

花岡和夫グラヴィール展

1959年、長野県に生まれた花岡和夫さんは、ガラスの表面を削り彫刻を施す「グラヴィール」技法を追及するガラス彫刻家です。1980年から1986年まで、スペイン・バルセロナ市立マサナ美術学校のグラヴィール科と彫刻科で学んだ後、長野県佐久市に工房を設立し、国内では数少ないグラヴィール作家の一人として活躍しています。
グラヴィール技法では、金属や石などで作られた回転する円盤にガラスを押しあて、細かな文様を彫っていきます。押しあてる強さや角度を変え、何種類もの円盤を使い分けながら微妙な凹凸をつけるこの技法には、熟練の技が必要となります。花岡さんはこの難度の高い技法で、無色透明なガラスにギリシャ神話の人物や動物、植物を生き生きと表現しています。彫刻科で培った確かなデッサン力と立体造形力が、しなやかで生命感あふれる表現に活かされています。また、神話の世界に着想を得た、物語の一場面にような幻想的な描写も花岡作品の特徴です。
モチーフの立体感と動き、情感を大切に表現することを心がけているという花岡さんの作品からは、絵画とも彫刻とも一味違うガラス彫刻ならではの表現の可能性を感じ取ることができます。光をとらえて透明ガラスに浮かび上がる自然や生命の神秘をご覧ください。
期 間:2014年7月12日(土)〜9月23日(火・祝)
場 所:北澤美術館 1階ギャラリー
開 館:午前9時〜午後6時
休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料  団体(8名様以上)は左記料金より100円引
[作家によるグラヴィール制作実演] 7月19日(土)・20日(日)、8月9日(土)・10日(日)、9月13日(土)・14日(日)・15日(月・祝)

【問い合わせ】〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28  北澤美術館(TEL0266−58−6000)
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ドーム兄弟展 7月のギャラリートークのご案内

現在開催中の「ドーム兄弟」展関連プログラムとして、当館学芸員によるギャラリートークを行います。是非ご参加ください。

■日時:7月26日(土) 14:00〜14:30(予定)

*申込不要、参加無料(別途要入館料)

*ご希望の方はお時間までに1階ホールにお集まりください

[お問い合わせ]

公益財団法人北澤美術館 

〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 TEL0266−58−6000
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2014年06月06日

ドーム兄弟展 6月のギャラリートークのご案内









現在開催中の「ドーム兄弟」展関連プログラムとして、当館学芸員によるギャラリートークを行います。

是非ご参加ください。

■日時:6月28日(土)

■14:00〜14:30(予定)

*申込不要、参加無料(別途要入館料)

*ご希望の方はお時間までに1階ホールにお集まりください

[お問い合わせ]

公益財団法人北澤美術館 

〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 TEL0266−58−6000
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2014年05月12日

ドーム兄弟展 5月のギャラリートークのご案内








現在開催中の「ドーム兄弟」展関連プログラムとして、当館学芸員によるギャラリートークを行います。是非ご参加ください。

■日時:5月24日(土)

■14:00〜14:30(予定)

*申込不要、参加無料(別途要入館料)

*ご希望の方はお時間までに1階ホールにお集まりください

[お問い合わせ]

公益財団法人北澤美術館 (〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 TEL0266−58−6000)
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2014年03月08日

その輝き、心惹かれる色 須藤珠美 ガラス展









千葉県で生まれた須藤珠美さんは、吹きガラスによる色彩豊かな作品で注目を集める気鋭の作家です。彩グラススタジオを主催する伊藤賢治氏に1998年より師事、数々の公募展で入選を果たすかたわら、近年は毎年個展を開催し、精力的に創作活動に励んでいます。


吹きガラス技法は、吹き竿に熔けたガラス種を巻き取ってから息を吹き込み成形する技法で、作品の色柄はすべて吹いている段階で付けられたものです。「ガラスを吹くと一緒に柄が伸びる。その流動感が好き」と述べる須藤さんの作品では、木漏れ日や風に舞う花びら、流れる雲、寄せる波など刻々と変化する自然の姿が、ガラスの流動性を活かして伸びやかに表現されています。


また、艶やかな色彩美も作品の大きな特徴です。様々な自然の光景を表す色とりどりのガラス片や金銀箔が、作品の中で重なり熔け合い、詩情あふれる世界が生み出されています。


色彩がきらめく、豊潤なガラス美の世界をお楽しみください。


 


期間 201443日(木)〜79日(水)


場所 北澤美術館 1階 多目的ギャラリー


時間 9001800 会期中無休


入館料(全館共通) 大人1000円 中学生500円 小学生以下無料


            団体(8名様以上)料金は、上記入館料より100円引


 


 

問い合わせ 公益財団法人 北澤美術館(TEL0266−58−6000)


 
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2013年11月23日

開館30周年記念特別展 ドーム兄弟









 19世紀末から20世紀初頭にかけフランス東部の街ナンシーでガレと並ぶガラス工芸家として活躍したドーム兄弟。長男オーギュスト(1853-1909)が経営を、三男アントナン(1864-1930)が芸術監督(アート・ディレクター)となり、ふたり力を合わせて父から受け継いだガラス工場を、ヨーロッパ有数のブランドに盛り立てました。アール・ヌーヴォー最盛期にはガレと人気を争い、1900年のパリ万国博覧会ではガレとならびグランプリに輝きました。


 世界屈指のガレ・コレクションを所蔵する長野県諏訪市の北澤美術館は、ドーム兄弟の所蔵品においても他に類をみない内容を誇っております。国際舞台に初出品をはたした1893年シカゴ万博への出品作≪ガラス吹き≫や、黄金期の大作≪睡蓮文鶴頸大花瓶≫、≪蜘蛛に刺草≫、≪ナナカマド≫など、博覧会出品のために特別制作され、ドーム家に秘蔵されていた歴史的名作を数多く所蔵しています。2013年開館30周年を迎えた北澤美術館では、同年のガレ展に引き続きドーム兄弟の創作に焦点を絞り、開館以来はじめて館蔵の名品を一堂に公開いたします。


 


■期間

  
前期:2014年4月3日(木)〜10月31日(金)

  
後期:2014年11月1日(土)〜2015年3月29日(日)

■場所:北澤美術館
■開館:4〜9月/
午前9時〜午後18時 10月〜3月/午前9時〜午後17時 

 *入館は閉館時間の30分前まで

■休館日:会期中無休
■入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

 


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公益財団法人 北澤美術館

〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り1-13-28

TEL   0266−58−6000

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2013年11月21日

折井宏光 歴史画の世界展








折井宏光は、1938(昭和13)年東京に生まれ、1944(昭和19)年長野県安曇に疎開し、1945(昭和20)年父方の実家がある諏訪に帰りました。幼い頃、疎開先で目にした歴史物語絵本の世界に熱中した折井は、やがて歴史上の人物や出来事、神話や伝説などを題材にした歴史画というジャンルを知り、それを描きたいと強く思うようになります。多摩美術大学日本画科に学び、歴史画の泰斗・安田靫彦、新井勝利、森田曠平に教えを受け、卒業後は、諏訪清陵高校や諏訪二葉高校などで美術教師として教鞭をとるかたわら、院展を中心に各展覧会への出品を重ねました。

歴史画を描くには、衣装、鎧、諸道具、人物像や当時の慣習など細部に至るまで、正確な時代考証が不可欠です。衣装の刺繍や規模の細部まで丹念に描かれた折井の作品は、有職故実に対する作家の飽くなき探究心に満ちています。

この展覧会では、平家物語に登場する武将・伯耆守光長を描いた代表作≪法住寺殿の武者連作≫や郷土・諏訪ゆかりの人物を描いた≪諏訪御寮人≫など迫力ある大作を展示します。歴史物語のロマンとドラマに彩られた折井作品をご堪能ください。また、本展が今日では継承者の少ない歴史画の魅力を再認識する機会となることを願います。


 

期 間:2013年12月3日(火)〜2014年3月31日(月)
場 所:北澤美術館 1階ギャラリー
開 館:
午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

    団体(8名様以上)は上記料金より100円引

【問い合わせ】〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28  北澤美術館(TEL0266−58−6000)
折井宏光「須磨の海 平敦盛」 圧縮.jpg
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2013年09月17日

開館30周年記念特別展 エミール・ガレ ベスト・オブ・ザ・ベストPart2









開館30周年を迎えた北澤美術館では、リニュアール・オープンを記念して、世界屈指といわれるガレ・コレクションからおよそ100点を選りすぐり、初期から晩年にわたる創作の歩みを紹介しています。1900年パリ万博の会場に輝いた大作≪アザミ≫をはじめ、割譲地の祖国復帰を願う≪フランスの薔薇≫、晩年の傑作≪松≫、そして永久の命を照らし続ける≪ひとよ茸ランプ≫など、当館が所蔵する名品の数々を、開館以来はじめて同時に公開する「ベスト・オブ・ザ・ベスト展」です。10月21日からの第2部(Part2)では、ガレが晩年に情熱を燃やした海洋のテーマを中心に、第1部でご紹介できなかった名作を陳列いたします。ガレが意匠登録に用いた原画や、パリ・オルセー美術館所蔵の製作下図(複製)と実作の比較展示など、当時の貴重な資料をもとに、今まであまり知られていないガレの人間像に触れることができます。

 

期 間:2013年10月21日(月)〜2014年3月31日(月)
場 所:北澤美術館
開 館:10月〜3月/
午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

     団体(8名様以上)は上記料金より100円引
【問い合わせ】〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28  北澤美術館(TEL0266−58−6000)

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長野県工芸展秀作展








「第33回長野県工芸展」入選作品の中から、入賞作品およびそれに準ずる作品を審査委員により選抜し、展示します。

 


会期 2013年10月7日(月)〜10月20日(日) 会期中無休
開館時間 9:00〜17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
入館料 大人1000円 中学生500円 小学生以下無料



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 お問い合わせ
   北澤美術館
   392−0027諏訪市湖岸通り1−13−29
   電話0266−58−6000
   http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/  
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佐藤透氏ギャラリートークのご案内








コア・ガラス作家、佐藤透氏によるギャラリートークを開催します。コア・ガラスの魅力や作り方などについて、作家ご本人にお話しいただく貴重な機会です。

■日時:2013年9月22日(日) 午後2時〜
■場所:北澤美術館 1F多目的ギャラリー
■参加費無料(要入館料)、申込不要

 


【問い合わせ】

〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28

北澤美術館(TEL0266−58−6000)http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/
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2013年07月13日

佐藤透 コア・ガラスの世界−響き合う−色彩と文様 コア・ガラスの雅−









佐藤透氏は、現代では珍しいコア・ガラスを探究し続ける作家です。古代のガラス技法であるコア技法は、紀元前16世紀のメソポタミアで始まりました。耐火性のコア(芯)の周りにガラス棒を熔かしながら巻きつけ成形し、色ガラスで装飾を施し、徐冷後に芯を抜き取るものです。吹きガラスの発明後に途絶えたこの技法を、佐藤氏は試行錯誤の末に見事に体得し、独自の世界を築きました。

佐藤氏のコア・ガラスの特徴は、軽やかと繊細さにあります。光を柔らかく通す艶消しされた薄い素地は、古代のコア・ガラスには見られないものです。素地には、色ガラスで小動物や草花の文様がリズミカルにあしらわれ、優美な雰囲気に満ちています。また、色合わせの巧みさも佐藤作品の魅力です。

本展では、近作約60点とともに、制作に用いられる道具や、装飾パーツなどを展示します。また、作家のご協力のもと、複雑なコア・ガラス制作工程を収めた映像を会場で放映します。

コア・ガラスに新たな世界観を打ち立てた佐藤氏の創作の全容をご鑑賞ください。

 

期 間:2013年7月20日(土)〜12月1日(日)
場 所:北澤美術館 1階多目的ギャラリー
開 館: 7月〜9月/午前9時〜午後6時(入館は5時30分まで)

     10月〜12月/午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

団体(8名様以上)は上記料金より100円引


【問い合わせ】

〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28  北澤美術館(TEL0266−58−6000)
佐藤透 コアガラスの世界 圧縮.jpg
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2013年03月22日

いまここに咲く現代トンボ玉 ガラスの華 トンボ玉展








トンボ玉とは、色ガラスの細棒を炎にかざして耐熱性の心棒に巻き取り、多彩な模様を入れ込んだガラス玉のことです。古代メソポタミアで生まれた歴史ある製法ですが、我が国では江戸時代から発展し珍重されてきました。本展では今日活躍が注目される作家の皆さんの作品をご紹介いたします。小さなガラス玉の中に宇宙が広がるトンボ玉の世界をお楽しみください。

 


期 間:2013年4月20日(土)〜7月18日(木)
場 所:北澤美術館 1Fギャラリー
開館時間:午前9時〜午後6時(入館は5時30分まで)

休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料 *
団体(8名様以上)は入館料より100円引

【お問い合わせ】

 〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28 北澤美術館 (TEL0266−58−6000)
HPhttp://kitazawamuseum.kitz.co.jp/
13 ガラスの華 トンボ玉展 2.jpg13 ガラスの華 トンボ玉展 加工 最少.jpg
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開館30周年記念特別展 エミール・ガレ ベスト・オブ・ザ・ベスト








北澤美術館は、今年開館30周年を迎えました。この度リニュアール・オープンに合わせて、世界屈指といわれるガレ・コレクションの中から約100点を選りすぐり、特別展を開催いたします。

1900年パリ万博の会場に輝いた大作≪アザミ≫、割譲地の祖国復帰を願う≪フランスの薔薇≫、世界に1点しか現存しない晩年の傑作≪松≫、そして永久の命を照らし続ける≪ひとよ茸ランプ≫など、普段同時に展示されることのない名作を一堂に公開し、初期から晩年にわたるガレ芸術の精華をご堪能いただきます。

またオルセー美術館の協力で実現した現地資料調査に基づき、今まであまり知られていなかった創作家の素顔をご紹介いたします。同館よりは初期の秀作≪池のモノアラガイ≫と、タマネギ(あるいはニンニク)の花を花瓶にデザインしたユニークな作品(1900年万博出品作)が出品されます。

北澤美術館が所蔵するガレのベスト・オブ・ザ・ベスト、世界に唯一のコレクションをとおしてガレの世界をお楽しみください。

 

期 間:2013年4月20日(土)〜10月20日(日)
場 所:北澤美術館
開 館:4月20日〜9月/午前9時〜午後6時(入館は5時30分まで)

           10月/午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:会期中無休
入館料:大人1000円 中学生500円 小学生以下無料

     団体(8名様以上)は上記料金より100円引

【問い合わせ】

〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り1-13-28  北澤美術館(TEL0266−58−6000)

13 エミール・ガレ ベスト・オブ・ザ・ベスト 表(最少).jpg
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2012年08月19日

長野県工芸展秀作展








長野県工芸会の歴史は昭和44年に創立された長野県彫刻工芸会にさかのぼります。県内在住の作家を中心に美術工芸の昂揚を期して長野県展から彫刻と工芸部門が独立して発足したものでした。さらに昭和55年には長野県工芸会として改組され今日にいたっております。毎年、公募によって集まる未発表作品は、陶芸、染織、人形、木工、硯、竹芸、七宝、ガラスなど多種にわたりますが、入選・入賞の審査は美術館の館長や学芸員などの有識者によって厳正に行われています。

 このたびの「長野県工芸展・秀作展」は、「第32
長野県工芸展」の入選作品の中から、審査員によって厳選された秀作約20点を展示するものです。長野県の風土に根ざした格調高い工芸作品の数々をご高覧ください。


会期 2012年9月24日(月)〜10月8日(月) 会期中無休
開館時間 9月/9:00〜17:00、10月/9:00〜17:00(入館は閉館時間の30分前まで)
入館料 大人800円 中学生400円 小学生以下無料


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 お問い合わせ
   北澤美術館 本館 
   392−0027
   諏訪市湖岸通り1−13−29
   電話0266−58−6000
   http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/  
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2012年06月16日

特集展示 ガラスに映るロマンス








北澤美術館本館では「特集展示
ガラスに映るロマンス」を開催しております。色ガラスの織りなす神秘的な世界は、アール・ヌーヴォーのガラス作品の大きな魅力となっています。本企画では、その中でもひときわ甘美で、見る者の心にロマンチックな感性を呼び起こす作品を中心に紹介します。ガラスに込められた様々なロマンスの物語をご鑑賞ください。


 

会期 2012年6月14日(木)〜11月30日(金) 会期中無休
開館時間 6〜9月/9:00〜18:00 10・11月/9:00〜17:00 (入館は閉館時間の30分前まで)
入館料 大人800円 中学生400円 小学生以下無料

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 お問い合わせ
   北澤美術館 本館 
   392−0027
   諏訪市湖岸通り1−13−29
   電話0266−58−6000
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ガラスに映るロマンス 圧縮1.jpg
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2012年03月22日

特集展示 「エミール・ガレと竜の世界」








2012年の干支が竜であることにちなみ、竜に関連する作品を特集展示します。

古来、洋の東西を問わず竜(あるいはドラゴン)は様々なシンボルとして芸術作品に登場してきました。色々な動物形象が合体したその姿は、人々に強烈な印象を与え畏怖の念を抱かせるものでした。

エミール・ガレのガラス工芸作品にも、この神秘的な怪物を題材とした作品があります。今回は、竜にまつわるガレ作品4点を紹介します。キリスト教の聖人の物語に登場する竜(『龍を退治する聖ゲオルギウス』)、中国風の文様の中に表れる装飾的な竜(『龍と草花文蓋付壺』)、うろこや爪など細かな部分まで描かれた迫力ある竜(『龍文花器』)、そして、海洋生物へのガレの飽くなき探究心をうかがわせる竜のおとしご(『海馬文花器』)。

それぞれの技法の違いにも注目しながら、ガラス作品にうごめく竜の姿をお楽しみください。

 


会期 2012年3月8日(木)〜5月22日(火) 

会期中の休館日 3月14日(水)・3月21日(水)・3月28日(水)
開館時間 3月/9:00〜17:00 4・5月/9:00〜18:00 (入館は閉館時間の30分前まで)
入館料 大人800円 中学生400円 小学生以下無料

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   北澤美術館 本館 
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   諏訪市湖岸通り1−13−29
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龍を退治する聖ゲオルギウス(圧縮).jpg
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2011年10月04日

長野県工芸展・秀作展 開催中








 長野県工芸会の歴史は昭和44年に創立された長野県彫刻工芸会にさかのぼります。県内在住の作家を中心に美術工芸の昂揚を期して長野県展から彫刻と工芸部門が独立して発足したものでした。さらに昭和55年には長野県工芸会として改組され今日にいたっております。毎年、公募によって集まる未発表作品は、陶芸、染織、人形、木工、硯、竹芸、七宝、ガラスなど多種にわたりますが、入選・入賞の審査は美術館の館長や学芸員などの有識者によって厳正に行われています。

 このたびの「長野県工芸展・秀作展」は、「第31回
長野県工芸展」の入選作品の中から、審査員によって厳選された秀作約20点を展示するものです。長野県の風土に根ざした格調高い工芸作品の数々をご高覧ください。

 

会期 2011年10月3日(月)〜10月16日(日) 会期中無休
開館時間 9:00〜17:00 (入館は17:30まで)
入館料 大人800円 中学生400円 小学生以下無料


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   北澤美術館 本館 
   392−0027
   諏訪市湖岸通り1−13−29
   電話0266−58−6000
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2011年08月28日

北澤美術館コレクション 京都画壇の精華








 1000年以上の歴史をもつ古都京都は、政治経済の中枢が東京へ移った明治以降も、芸術の一大拠点として、多くの芸術家を輩出してきました。京都を基盤とする京都画壇の作家たちは、時代のはざまで伝統の保持と革新とを繰り返しながら、今日まで日本の美術界に新風を送り続けています。

 本展では、北澤美術館日本画コレクションから、京都で学び活躍した大家の作品を紹介いたします。色彩と構図の純化を推し進め装飾性豊かな作品を生み出した小野竹喬(1889-1979)や福田平八郎(1892-1974)、深く優しいまなざしで動物たちを描いた山口華楊(1899-1984)、華やかで気品あふれる独自の花鳥世界を展開した上村松篁(1902-2001)ら、文化勲章を受章した巨匠たちの名作を中心に、現代京都画壇を代表する作家の作品を展観します。

 写生を基礎とする円山四条派の伝統と精神を守り深めながら、時代の新感性を加味していった1960年代以降の京都画壇の作家たち。彼らの情趣豊かな作品をご堪能ください。

 

会   期  2011年9月17日(土)〜11月27日(日) 会期中無休
開館時間  < 9  月 >9;00〜18:00 (入館は16:30まで)
        <10・11月>9:00〜17:00 (入館は17:30まで)

館 料  大人800円 中学生400円 小学生以下無料

 

諏訪湖周まちじゅう芸術祭関連イベント

◆学芸員によるギャラリートーク

 2011年9月18日(日)・24日(土)、10月9日(日)、11月3日(木祝)・13日(日) 

 *各日14時〜

 *事前申込不要。入館チケットが必要です。

◆敬老の日 特別企画

 2011年9月19日(月祝)、満65歳以上の方は無料で入館いただけます。

 *当館受付にて証明証等をご提示ください。

 *対象施設は、北澤美術館 本館です。


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   北澤美術館 本館 
   392−0027
   諏訪市湖岸通り1−13−29
   電話0266−58−6000
   
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京都画壇の精華 チラシ 圧縮.jpg
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2011年06月08日

特集展示 何に使われたでしょう








特集展示 何に使われたでしょう

 

19世紀末から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した新しい装飾芸術、アール・ヌーヴォー。これは、身の回りにあるもののデザインを変革し芸術的な価値を高めていこうとする装飾芸術の革新運動でもありました。

本企画では、アール・ヌーヴォーを代表するガラス工芸家エミール・ガレやドーム兄弟のコレクションの中から、用途と芸術とが見事に融合した作品を紹介します。イマジネーションあふれる造形や色彩は、自然界の動植物の形態を参考にした彼らの芸術的感性と、工房を支えた高度な職人技なしには成立しえなかったものでした。彼らの生み出したガラス工芸品は、実用品としての機能を兼ね備えると同時に、最高の芸術品でもあったのです。そこには、用と美のはざまで制作を続けたアール・ヌーヴォーの巨匠たちの心意気が感じられます。

ユニークな形の作品が果たして何に使われていたのかを推測しながらご鑑賞ください。

 

会   期  2011年7月16日(土)〜12月6日(火)

会   場  北澤美術館 本館 1階展示室
開館時間  <7〜9月 >9;00〜18:00 (入館は17:30まで)
        <10〜12月>9:00〜17:00 (入館は16:30まで)

        *会期中無休

        *諏訪の長い夜(7月29・30日)には開館時間を延長しております。

入 館 料  大人800円 中学生400円 小学生以下無料

問い合わせ 北澤美術館本館 0266−58−6000
http://kitazawamuseum.kitz.co.jp/suwa/
ガレ 菫 圧縮.jpg
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